2006年1月1日 年頭所感

  新しい年が明けた。私は、28日に帰京して以後も毎日レッスンが続き、また29日には窓のガラス磨きもしたので、30日には完全に疲労困憊してしまった。それでも、大晦日は年賀状や年賀メールを書きながらゆっくり過ごし、だいぶ体調が戻ってきた。

 夕食に、ほんの少しだけワインを飲み、「さあ、もう一仕事」とパソコンに向かったものの、激しい睡魔に襲われて布団をかぶって寝てしまった。隣の台所で美寧子が料理を作る音を聴きながら、私はただ眠りに引き込まれていった。気が付いたら、時計はすでに午前0時を過ぎ、新しい年になっていた。眠ったまま年を越したのは、物心付いて以来初めての経験だった。それだけ疲れた1年だったとも言えるが、とにかく元気で年が越せた。

 去年は、やく3キロの減量に成功した。そのせいか、このところ体調がよい。働けば疲れるが、比較的早く回復する。昨日は、久しぶりに本腰入れてヴァイオリンを練習したが、体の動きは悪くなかった。正月三箇日は、ウォーミングアップ程度に練習しながら心身を休め、それからまたピッチを上げていきたいと思う。

 このところ、お頼まれする演奏会が少なくなってきた。体調は良いし、演奏だってまだまだ衰えてはいないのに、なぜ依頼が減るのだろう。それを思うとちょっと寂しくなるが、このまま仕事が減り続けては大変だ。私がどんな演奏をするのか、どんな考えで音楽と取り組んでいるのか、もっと多くの方々に知っていただき、「和波を聴いてみよう」と興味を持っていただけるように努力をしなければならないのだろう。営業活動が大の苦手な私なので、どうしてもその方面の力の入れ方が足りないのだと思うが、その分を演奏の質で補いながら、今年も地道に活動を続けていきたい。

 1月15日には長野県佐久市望月で、20日には名古屋のスタジオ・ルンデでリサイタルがある。2月には、ベートーヴェンのCD録音の続きが控えている。さらに、自分のコンサートに先駆けて、今月9日には私の地元、玉川区民会館に東京と名古屋の門下生を集めて「新春発表演奏会」を開く。結局のところ、今年も忙しい滑り出しになる。この身を良い音楽のために捧げる、との強い意志を持って、毎日毎日を元気に過ごしていきたいものである。

和波たかよし

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