1月4日 政治への憂い

 東京は、いつになく寒い三箇日であった。2日は妻の両親を訪ねてご馳走になりながら楽しい時を過ごし、昨日はスポーツクラブへ行って水の冷たいプールの中で体操をしてきた。また、先月結婚した姪とそのご主人が訪ねてくれた。

 今日は完全休養日で、私はすっかりサボっていた点字の日記を付けたり、読書をしたりで静かに過ごした。これで、年末からの疲れも取れてくれるだろう。明日は仕事始め、発表会に向かって追い込みのレッスンが続く。

 ところで、私は今の日本を思うと絶望的な気持ちになる。折に触れてこの日記ページに書いてきたことだが、今の政治は間違っている。なぜかといえば、小泉首相が上手に世論をコントロールし、日本を戦前のようなナショナリズムの国家に仕立て上げようとしているからだ。国を愛するのは正しいことだが、行き過ぎたナショナリズムや自信過剰は災いの元だ。その災いの方向へ、小泉首相は上手に国民を誘導している。いや、ご本人にそんな気持ちはないかもしれないが、彼が多くの支持を集めれば集めるほど、この国は危険な方向へとシフトしていくのだ。

 中国や韓国は、反日ナショナリズムの強い国だ。何かあれば、すぐ反日世論が盛り上がってしまう。だからこそ日本政府は、彼らと上手に関係を維持し、国民同士が安心して交流できる土壌を作っておいてもらわなければならない。最近は、政治家の間から中国批判の発言が目立つが、それらは国内で支持を集めても、決して将来の日本のためにはならない。いたずらに隣国を批判するのではなく、頭を使って上手な外交を展開し、国民が平和を享受できるようにすることこそ大切なのだ。今の日本の停滞は、政治が国民をおかしな方向へ引っ張っている結果ではないか、と私には思えてならない。もっと子供から大人までしっかりと「生きること」を考え、社会のために尽くせるような国にしていくのは、指導者の最大の勤めである。勤勉であるはずの日本人が、どこかたるんでいる。そのたるんだ状態で隣国ともめ事を起こしたらどういうことになるか、目に見えている。

 隣国に対して見栄を張る前に、もっと国をしっかり立て直し、平和国家としての力強さで隣国と接していくことを考えて欲しい。何も考えず、「アメリカに服従することが日本の安全だ」などと安易に結論づける政治家は、そろそろいなくなってもらいたい。本当にこの国の将来を考え、国民の平和のために働く指導者が現れてくれることを、ただ願うのみだ。

和波たかよし

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