4月15日 名古屋が始まった
歯のインプラント手術を受けてから、2週間余りが過ぎた。ちょうど誕生日の頃は、まだかなり腫れていたし、傷みもあったのでうっとうしい気分だったが、先週の後半から回復に向かい、今は全くノーマルな状態に戻った。そして、今週からはまた名古屋への通勤が始まった。
今年度は、学生が一人増えたので、レッスン時間が長くなり、帰りがこれまでより40分も遅い10時過ぎになった。学校の規則によって非常勤講師の教えられる時間数には制限があり、後期には大学院生の授業がなくなるので、7月までの頑張りである。
今年度から私が教えるレッスン室が変わり、今までより居心地の良い部屋になった。今週の火曜日はまだかなり寒かったが、部屋独自のエアコンが装備されているので快適にやれた。ちょっとしたことで、ストレスは増えたり減ったりする。いずれにしても、名古屋通いは私にとってかなりきつい仕事ではあるが、いつも笑顔でいられるように心身を磨いていきたいと思っている。
夜の10時過ぎに帰宅して、それから食事をすると、もう練習する元気は残っていない。それでも、火曜日の夜は少しだけヴァイオリンを弾いた。昔昔、まだ子供の頃のこと、父に激しく怒られて泣きじゃくっていた私に、母が「ボウイングの練習をやろうよ」と言って、夜遅くヴァイオリンを弾き始めたことがあった。すると不思議に心が落ち着き、情けない気持ちが消えていったことを、おぼろげに覚えている。なぜか、ヴァイオリンを弾きながら、そんな子供の頃の出来事が心によみがえった。
そう、どんなに疲れていても、どんなに心がぼろぼろに痛んだ時でも、私はヴァイオリンによって救われ、ヴァイオリンによって立ち直ることができたのだ。そのヴァイオリンのために、ヴァイオリンの美しさや素晴らしさをもっと多くの方々に知っていただくために、私はまだまだ働かなくてはいけない。そして、ヴァイオリンを弾く幸せをもっともっと味わえるよう、健康に注意して力量を磨いていきたいと思う。
和波たかよし
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