8月15日 終戦記念日に
このところ、また私の心が暗くなっている。原爆投下の記念日、そして終戦記念日と、メディアは戦争にまつわる悲しい話題を送り続ける。それは良いのだが、今の日本に平和はあるのか、ととても心配になってしまう。そこへ、今朝の首相の靖国神社参拝である。近隣諸国の感情を逆撫でするような行為を、なぜ首相は強行するのだろう。頭がどうかしているのではなかろうか。
私は、この日記ページでよく首相の批判を行ってきた。だが、世の中にはいろいろな考えの人がいるのだから、余りに強い批判はかえって誤解を与えるかもしれない、と考えて慎んできた。だが今日という今日は、もう我慢ができない。
首相は、学校で何を習ったのだろう。「人に迷惑をかけない」「人に悪い感じを与えない」……。それらは、社会人として当然守らなければならないことではないのか。彼のように、周りの国々を顧みずに自分の心のままわがままいっぱいに振る舞う首相が出てくれば、国の中はおかしくなる。「心の問題だ。周りの国からとやかく言われる筋合いはない」と彼が威張り腐れば、「そうだ、そうだ」と賛成する人が出てくる。しかも困ったことに、人間は喧嘩が好きだし、敵を作るのも大好きなのだ。
1982年、私がイギリスに滞在していた時、時のサッチャー政権は、フォークランドを占領したアルゼンチンと戦う決断をした。このことで、低迷していた内閣支持率が跳ね上がったのだ。私は、今の日本の首相が高い支持率を保っているのは、そのわがままな振る舞い、敵を作ろうとする挑戦的な態度にあるように思えてならない。
5年前、首相が誕生した日の私の日記に、「韓国や中国との関係が心配だ」と書いた。まさにそのとおりになった。彼は、日本の国を国民の利益に反する方向へ誘導することで、自分の延命を図ったのだ。喧嘩はだめだ。靖国参拝などという行為で、国を割るようなことをしてはいけない。
不戦の誓いをするには、何も靖国まで出かけなくても良いはずだ。本当に戦没者を追悼したいなら、毎朝毎晩、家で祈っていればよい。そうした行為の方が、今朝のような人騒がせな参拝より、どれほど尊いかわからない。とにかく、今日の私は、首相の行為によって心を踏みにじられた。私は平和が好きなのだ。指導者は、できる限り近隣諸国との平和な関係を維持するように努めるべきだ。その心、周りへの温かい思いやりこそが、本当の平和へと繋がっていくのだ。
もし中国や韓国の方の中に、これを読んで下さっている方があるなら、私は日本国民の一人として謝りたい。大人げない指導者で、本当に申し訳ない、と。日本には心の温かい人、思いやりの深い人がたくさんいる。その人たちと共に、何とか日本がこれ以上悪い方向へ行かないように、食い止める力になりたいと思う。
ブッシュ大統領がテロとの戦いを振りかざしてイラクに攻め込み、アメリカ国民は表だって反対ができなくなった。あれほど自由な区にだったのに、偏った報道しかしなくなった。指導者が間違えると、国の中は大変なことになるのだ。日本は自由な区に、平和な国であり続けなければならない。だれもが自由に発言でき、行動でき、そして社会と世界の平和のために貢献する、そういう日本でなければならない。なんだか、怪しげな人が世論調査で人気を得ているようだが、国民はもっとしっかりし、本当に自分たちでよく考えて、この国の方向を決めていかなければならない。しっかりしようではないか!
和波たかよし
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