12月31日 静かな年越し

 我が家では、紅白歌合戦も何も聞こえない。静かな大晦日の夜だ。妻は明日の料理作りに励んでいる。

 今夜は、母が足や腰の痛みをおして、我が家の2階のダイニングまで来てくれ、2年ぶりに一緒に年越し蕎麦を食べた。昨夜になって、2階にも行けるかもしれない、と言い出した母を誘ったのだが、本当に来てくれてとても嬉しかった。どうやら揃って元気に年越しができそうだ。

 明日は、弟と甥夫婦、それに姪夫婦が来て、8人で祝いの食事をする予定だ。ダイニングは狭いので、階下の練習室を使う。久しぶりに家族が集まる宴を、私はとても楽しみにしている。

 私の点字電子手帳で今日の日付を表示させると、12/31 と出てくる。右矢印キーを押すと、07/01/01と表示される。だが、後30分も経つと、この表示が01/01 に変わる。そして、左矢印キーを押すと06/12/31と表示されるのだ。単に日付が変わるだけではない。年の数字が変わる。これは重い変化だ。

 だが、実際には単に日付が変わるだけで、何も変わりはしない。私たちが変えようと思わなければ、変わらないのだ。同じでも良いが、せっかく年が改まるのだから、私はいろいろ変えていきたいと思う。「新しい年はどんな演奏を目指そうか」と考えたり、「新しい年はいじいじ悩むのを辞めて前向きに行こう」と自分に言い聞かせたり、「物忘れをしないようにもっと気を付けよう」と戒めたり、あれこれとやっている。三日坊主になるかもしれないが、できるだけ努力してみたい。いつも笑顔で周囲への感謝の気持ちを忘れず、そして音楽にはいっそう厳しく、メリハリのある毎日を過ごしたい。

 さあ、2007年よ、やって来い。喜んで迎えてやるぞ。仲良くやっていこうじゃないか。

和波たかよし

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